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唐破風妻飾り
 なんと!今日残っている中では一番古い「孔子廟」は多久市にあります。
 儒教の祖である孔子を祀るために、宝永5(1708)年に多久四代領主多久茂文(しげふみ)によって創建されました。
 日本三大孔子廟といわれる建物には、他の孔子廟には見られない色々な文様が数多く描かれています。
 中国では四霊と貴ばれている、麒麟、鳳凰、竜、亀や日本的な鯉、波などで、その文様には茂文の心が宿った深い意味があるようです。
 文様彫刻が語る、多久聖廟の謎を探索してみましょう。
ここは、参拝者を迎えるために吉祥の文様がなされている。



 孔子様は今から約2500年前に中国春秋時代に生まれました。孔は氏で、子は男の称であり先生という意味です。名は丘(きゅう)といいました。中国古代の思想家で儒教の開祖として、長い歴史を通して尊敬されてきました。
 多久茂文は聖廟を創建するにあたって、まず孔子像を京都の儒学者に鋳造を依頼し、元禄14(1701)年に多久に孔子像が安置されました。

聖龕から孔子像が取り出せないよう特殊な細工がほどこしてあります。
 聖廟の正面には孔子像を中心に顔子(がんし)・曽子(そうし)・子思子(ししし)・孟子(もうし)と称される四人の像が並んでいて、孔子の教えを継承した順序による配列がなされています。その台には波文の浮彫りがあります。

 約290年の伝統をもつ釈菜(せきさい)は儒学の祖孔子をしのぶ中国式の祭典で春と秋の年2回行われます。
 伶人の雅楽が奏でられる中、献官をはじめ、祭官が孔子・顔子・曽子・子思子・孟子の順に、甘酒や銀杏・芹・筍の蔬菜類と雉肉(鮒)・御飯・餅などを供え、式の最後には各地から寄せられた漢詩を献じる。
 釈菜は県の重要無形民俗文化財に指定されており、祭りのときには市内はもちろん、各地から参拝客が大勢やってきます。
楊琴(ようきん)
 およそ630年の歴史を有すると言われ、別名洋琴・打琴・胡蝶琴とも言われています。
 14世紀にヨーロッパで流行し、明代の未(17世紀)ごろ中国へ伝来し、当初は広東一帯を中心に伝統音楽の演奏に用いられたものが次第に全国に広まり、伴奏や器楽合奏(広東音楽・江南糸竹など)に用いられ、また独奏楽器としても活用されるようになりました。(一説によると、チター族の打弦楽器のひとつで西アジアから伝わったサントゥールが中国化したもの)扇型の琴前に駒を配し(各駒に2〜5弦)144本の鋼線を、竹のバチ2本で打奏します。その美しく澄んだ音色は、ピアノに似ています。
 平成3年より秋の釈菜の時に「孔子祭」を開催しています。
 この孔子祭は釈菜終了後、中国との交流を深めて、導入した腰鼓隊、獅子舞、釈菜の舞や箏曲の調べなど特色あるイベントを催しています。

 「孔子誕生のとき、竜が天から舞い降り、麒麟が王の誕生を告げに来た」と孔子の一生を描いた「聖蹟図」にありますが、多久聖廟内の装飾はまさにその場面を再現して、天井には竜が舞い、正面の壁には麒麟が描かれています。また中国では神の四霊と貴ばれている「竜、鳳凰、麒麟、亀」も描かれています。特に、亀はおもしろい表現で、神壇の下に爪だけが彫られているようです。
亀の爪?
竜の彫物
麒麟(正面真壁)
鳳凰
蟠竜
 多久聖廟の孔子像の衣服には、日、月、星座、山、竜など12章の飾模様が毛彫りされています。12章とは古代天子の服に縫い付ける飾模様のことです。また5色の珠玉を垂らした礼冠をつけています。これらは王位にある者がつけるそうです。



 
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多久市役所
産業振興課商工観光係
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