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その土地ならではのものとの出会い、
佐賀の豊かな自然や歴史と伝統に
人々の熱い想いが作り上げた逸品。



尾崎人形は、神埼町尾崎西分地区に伝わる焼きものの人形で、佐賀県内陶磁器の中で最も歴史的に古く伝統を残しています。
土のぬくもりを感じさせる佐賀の伝統玩具で、素朴な「ホー、ホー」となく笛の音色には何となく哀愁を感じ、現在でも広く親しまれています。

伝承によると、「弘安4年(1281年)蒙古が襲来した元寇(弘安の役)の際、捕虜になった蒙古軍の兵隊が人形を作って吹き鳴らし、遠い祖国を偲んでいた。そして技術は地元民に伝わり、焼き物が盛んになった。」と言い伝えられています。この焼き物はやがて尾崎焼として、瓦、火鉢、鉢物類を焼くようになり、江戸時代には佐賀藩から幕府への献上品のひとつともなりました。尾崎焼の人形づくりは、一時途絶えた時期もありましたが、尾崎西分地区の「尾崎人形保存会」の手によって再興され、現在も存続されています。
 
尾崎人形は、20種類ほどありますが、なかでも鳩笛は、テテップウといって子どもの人気物でした。鳩笛は全国の土焼人形産地にはよく見られますが、首をすこしねじった独特の姿は、尾崎人形だけのもので、素朴な「ホー、ホー」と哀愁のある笛の音が特徴です。鮮やかな赤青黄の着色で、青は平和、赤は蒙古の捕虜の血の色、黄は自然を意味しています。
 



上下1組の型に粘土を詰め、人形を作ります。
型どりされた人形は細部の形状を整え、
笛ものは穴をあけ、7〜10日間ほど乾燥させた後、
集落で手作りした窯で8時間ほどかけて焼かれます。
焼き終わるとベースの白色を塗った後、
絵具で鮮やかな色をつけ完成です。



正月 花毛氈 (佐賀市扇町) 7月 水母(有明海産)
2月 白密 10月 串鮑(伊万里産)
3月 ヨク以仁はとむぎの一種
    薬用(佐賀市三溝村産)
11月 鉢皿猪口
      (大川内磁器)
4月 塩海茸(有明海産) 寒中 土器 火鉢 火箱等
   (神埼郡尾崎)
暑中 梅干  
神埼町史 543・544頁より



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資料協力
お問い合わせ
   
尾崎人形保存会  佐賀県神埼市神埼町尾崎字尾崎西分
 代表者 八谷 至大     TEL 0952-53-5402