温暖な気候に豊かな大地、そして海からの恵み。
豊富な食材と食文化が息づく佐賀。
佐賀ならではの自慢の逸品を紹介しています!
今回は、浜玉の名産『けえらん』です。
浜玉町の名物として平成の現在まで県内外にファンを持つ「けえらん」。
天正19年頃、太閣(豊臣)秀吉が朝鮮出兵のため、名護屋に陣を構えた折、同町浜崎の諏訪神社に参詣し戦勝祈願のため立ち寄った秀吉に、地元の人が献上した団子が「けえらん」の始まりといわれています。
けえらんの語源は「帰らん」、つまり「戦争に勝つまで帰らん」と言ったのが「帰らん(けえらん)」と訛って、現在の「けえらん」となったのではないかと言い伝えられている。

浜玉米の薄引き粉を蒸して、ひいた皮で、あんを巻いたお菓子で原料はなんと、うるち米と小豆のあん(こしあん・つぶあん)といたってシンプルである。
製造工程にしても最新の機械を使うのではなく、細かくひいた米の粉を約35度のお湯で固めるのだが、米の産地や質によって、お湯の量に変化をもたせるなど、出来上がりの歯ごたえには気を遣う。
  ■ちぎった生地を蒸籠(せいろ)に乗せじっくり35分ほど蒸し上げる。
  ■きねで蒸し上がった生地を2分間つき、必要以上の水分をとばし、荒熱を取った後、仕上げに30秒程つく。
  ■出来た生地は平ぺったい正方形に切り、あんを巻き込む。

以上の工程を経てこそ、広く永く愛され続けている匠の技が生きたお菓子「けえらん」の誕生である。

うるち米を使用した無添加の生菓子ですので、日持ちが短くその日の内に食べていただくのが美味しさをそこなわない食べ方です。
又、お持ち帰りになって固くなっていた場合は、金網で焼くか電子レンジ等を利用していただくと美味しく召し上がることができます。
やわらかいうちにサランラップ等に包んで冷凍いたしますと、出来立ての味が楽しめます。


けえらんの起源の中に出てきている諏訪神社は、鷹をめぐる百済(くだら)の王子と諏訪姫のロマンを伝える神社で、社号はその姫の名に由来したものです。又、愛する鷹がマムシにかまれて死んだことから、マムシ除けの神社としても有名です。5月に行われる諏訪神社の春祭りで、昔は近くの農家や商家などがその時期だけ「けえらん屋」を開いて販売していたのが始まりだった。
その他に7月の浜崎祇園では、山笠が町内を勇壮に練り歩き、観光客を多く集めている。


厳選された県内産のうるち米の粉を、蒸し籠で蒸し杵でつき上げた生地を布きんの上に、手を延ばし小豆のこしあんを置いて巻き込んだ団子です。

・白けえらん(こしあん)…………74円
・よもぎけえらん(つぶあん)……84円




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伊藤けえらん
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